野々原茜がこんなにも愛しい③


◎『ちょっと空気読めない?』

さて、『ウザい』の項目でも触れたように茜ちゃんは、事ある毎に目立とうとします。自身を激しく主張してきます。それこそがファンのため皆のためと思っているからではないか、と。その振舞いが周りの行動と同調していない事が多い(≒目立つ)、という事で、空気が読めていないよう見えてしまうのかもしれません。とはいえこれももしかしたら「そう思われてるのでは?」なんて私の勝手な思い込みかもしれませんけど…お話のフックの一つにしたかったのだという事でここは一つ。
それでは、「いやー、実は言うほど空気読めてないわけでもないぞ?」というお話が出来ればと思います。

・仕事への姿勢

茜ちゃんは、お仕事には全力で取り組みます。勿論これは他のアイドルたちが手を抜いてるだなんて言うつもりはなく、茜ちゃんはもしかしたら少しふざけて見えるかもしれないけど、それも自身がその状況で最高に目立ち、輝くために彼女なりに色々考えた結果の事である場合が殆どです。お仕事にはいつでも全力なんです。まぁそれが他とミスマッチで面白さを演出する場合も多くあるのですが…この辺はご愛嬌です。それでこちらが笑顔になる?上等じゃないですか。



〔HR 必殺水着エプロンメイド! 野々原茜〕/「決選!学園ミスコンサバイバル」ステップくじ報酬

全力出しちゃった例の一つ。茜ちゃんにだって相応の恥じらいくらいあるんです。捨てちゃいましたけど。周囲が普通のメイドエプロンドレスや制服を身に纏う中のまさかの水着エプロンメイド。必殺ですよ必殺。結果優勝は逃してしまっていますが、大いに目立ったことでしょう。目立ちづらいですが上履き風インラインスケートも注目ポイントの一つ。何故そんなものを履いてるかは、ご存知の通り彼女の特技からですね。



尚、周りのアイドルたちからは賞賛ではなく心配を貰った様子。ちなみにジュリア茜ちゃんって意外と絡むこと多いんですよ、なんて事も簡単にですが併せて紹介しておきます。このみさんもLTP13で組んだ仲ですね。


〔HR ちょこまかクライム 野々原茜〕/招福!アイドル干支レース 累計イベントpt報酬・ステップくじ報酬

イベントでのコスプレ障害物レースのワンシーン。恥じらい、ありますよ?格好は干支の動物の中でという制約はあったでしょうが、あえて(諸説ある)猫を選ばない辺りがらしい気もします。下に見える昴のように一本ずつ抱えて登るのではなく数本にそれぞれ手足をかけて器用にそして素早く登るという、その名もクイックムーブ(スキル名)…茜ちゃんの運動神経のなせる業。放送のカメラは下から昴を撮りに行ってしまってるようですが、同じ高さから昴を収めつつ若干の俯瞰で茜ちゃんの全身を撮る早坂さんは有能ですね?




〔HN 水上大運動会2015 野々原茜〕/夏到来!アイドル水上大運動会2015 シアターくじ報酬

名前の通り大型プールを貸切り水上で様々な運動会種目をこなしていくイベントでの一枚。周りの子が大多がフリフリで自身のイメージカラーなビキニな中まさかの競泳水着。あざとさの象徴(偏見)スク水ですらない。これも勿論勝つためです。ええ、勝って注目を浴びるためでしょう。以下は同イベント内での会話の様子です。



ね?

とはいえやっぱり茜ちゃんも女の子と言うかなんと言いますか…可愛い水着の方が良かったなー…なんて気持ちもどこかにあったんじゃないでしょうか。



本当に本気なんです。
だけどやっぱり可愛い水着も惜しい…しかしまぁ、勝てば官軍です。



結果オーライ

こうして見ると、そう奇をてらい目立つだけが能ではないという事が分かって頂けるのではないでしょうか。
もう一つ加えて言うなら、全部茜ちゃん本人が楽しそうである、という点ですかね。やらねばならない義務感だとか、やらされてる雰囲気みたいなものを感じない所も素敵ですよね。

・人との関わり

茜ちゃんはご覧のとおり他の子と比べて自由に振舞っている場面が多くフィーチャーされたりもするのですが、これは=日頃他の子をないがしろにしているだの周りと上手くいってないだのそういう事はありません。確かに一人で尖った行動をとったりすることも多くありますしプロデューサーを振り回したりもしますが…。茜ちゃんは相当に周りを気に掛けていますし、よく見ています。






一つ目は営業時の発言、二つ目は一定親愛度達成にて追加の営業時の発言です。これだけでも日頃の活動への真摯さが伝わってくるのではないでしょうか。こうやって口に出してくれるのって嬉しい事ですよね。…というか、ずるいです。私事ではありますが、一つ目の台詞が2013年10月に追加されて、二つ目の台詞が2014年3月に実装、初めて見てからより茜ちゃんを知りたい好きになりたいと深みに沈んでいった記憶があります。
多少無茶かもしれないと思っていてもプロデューサーがいるのならと信頼して、妥協するよりもきっとより良い結果が出せるとやってみたい事にチャレンジできる。大好きなファンも同じ夢を持った事務所の仲間達もいてどんどん広がる可能性を見出せる。そんな事を感じながら日々を過ごしているんです。これって凄く素敵なことですよね、きっと。口に出さないだけで茜ちゃん以外のアイドル達も皆実感してる事かも知れない。それでも、一見それこそ猫の如く自由気ままな野々原茜が、こうやって想ってくれて、そうやって考えて、これまで紹介してきたような仕事ぶりなのだとしたら。…なにか少し、印象も変わりませんかね?

もう一つ。茜ちゃんは確かに自身こそ至高、究極、最強可愛い!という自信を持っていますが、それを理由に他者(特にアイドルの仲間たち)を排斥するような事は一切しません。見下したり、自分だけで良かったなどとは考えたりはしません。むしろその魅力や実力を認め、それは時として自身に無いものだと理解しているような素振りを見せてくれます。例えば、これまた上記のアイドル水上大運動会2015でのワンシーン



泳ぎの実力や体つきの意味でのスタイルのお話。茜ちゃんの泳ぎが得意なことは同イベントないでも語られていたり、プロフィールや日頃の発言から分かる並々でない運動神経
の良さなどから察することが出来ます。茜ちゃんを筆頭にと自分で言ってるのできっと茜ちゃん無人島から泳いで帰って来れるのでしょう、えぇ。
勿論スタイルもなかなかの物。この辺は他の自慢と比べて余り多くなく、「ほれみろボインボインだぞー」だの「この魅力的なボディにくらくらきちゃった?」などといった精神的によろしくない誘惑紛いの事をしてくることは殆どありませんが、茜ちゃんは所謂トランジスタグラマーと呼ばれるものではないかと思っています。余り高くない身長ながら出るとこは出て引っ込むところは引っ込むBQB、と言ったところでしょうか。当然(?)このイベントでのこのHNもそれをやや強調する形でのポージングであったり、上述の水着エプロンメイドのイラストなんかもなかなかセクシーなところでしょう。後は


〔SR うざカワクィーン 野々原茜〕/2015/01/13~ アイドルかくし芸2ガシャ

そのままズバリアイドルたちが自身のかくし芸を披露するという、お正月ならではのテーマのお仕事での様子。かくし芸そのものも目を引く大掛かりなものの様子ですが、それ以上に衣装が大変目のやり場に困るセクシーなもので、いかんせん体型が強調されているのが大変よろしくない。ハイレグカットにフリルだの白手袋だの耳つき帽子だの諸々刺激的な要素も多いですが、やはりここは身長150cmBWH80-58-79に見えない茜ちゃん自身のハイパーボディ。これは確かに自分で意識してないという方がお前は何を言ってるんだって気はしますよね…。

まだまだ。茜ちゃんは周りの仲間達の頑張りを見つけてはその努力や成果を認め、自分も負けないようにしよう一緒に頑張ろう、なんて考えてたりします。



こちらは熱踏!アイドルカーニバルイベント内会話シーンより。自身のお仕事の方向性に悩んでいる中、千早の真摯なアドバイスと仕事への姿勢を受けてのPとのやりとり。内容はともかくとして、ちゃんと自身を省みたり、仲間の良い所に気付けるというのも魅力的な一面ですよね。



同イベントより、今度は千早視点でのまた別の時間のやり取り。なんていうか、めっちゃ良い子じゃないですか…。格好付けてようがありきたりだろうが、この場この時にこの言葉を投げかけられたのは、お仕事中に茜ちゃんが一緒に頑張る千早をどこかしらで常に気に掛けていたからなんじゃないかなと思っています。

ところで、この熱踏!アイドルカーニバルというイベントは、茜ちゃん千早に加えてエレナ律子にスポットをあてられた極道イベント(詳細は省きますが、フィーチャーしたキャラクタ-に密着してイベントが進むのでスポットがあたった子について深く掘り下げることが出来るイベント形式)でして。このイベント内でもまた茜ちゃんの魅力バリバリなのですが、流石にこの場では書ききれないのでまた別で記事をとってゆったりお話しできればと思います。

さて、次いでこちらは甘いご奉仕!バレンタインキャラバンでのフィーチャリングより



ちなみに二人は



とっても微笑ましいですね。この後梨花はココア作りに夢中でチョコ配りを忘れていたことに気付いて慌てたりしてますが、これなら何も問題は起きなかっただろうと考えて良さそうですよね。補足ではありますが、梨花は休憩のためだけでなくお仕事としてファンの人達にもココアを配っていますし、その後自分で配るはずだったチョコも配りきっています。茜ちゃんの言う二人の分まで、はノルマとかそういう話でなく、二人が気兼ねなくゆったりと時間を過ごせるようにより広く多くの人に対して仕事をしている、という解釈でいいのではないでしょうか。

余り多くは無いこうした場面ですが、これまで紹介した面だけでも、茜ちゃんは別に言うほど周りを見てないわけでも空気が読めないわけでもない、どころか下手したら人より周りを気にして動いてるのでは無いか、ということが分かってもらえるのではないでしょうか。

長くなってしまっていますが、最後にもう一つ加えて紹介させてください。






漫画版ミリオンライブ第17話より、ユニットとしてのダンスパフォーマンスの練習方法についての議論のワンシーン。次いでこちら







アイドルキャラバン内お仕事でのコミュニケーションより(選択肢右の丸印の色と成果が対応。バッド選択時は茜ちゃん言及なし)。ここでは茜ちゃんの考え方について触れたい所なので両方に登場している志保との意見の差異についてはまた別に置いておくとして、茜ちゃんはご覧のように『お互いの親睦を深め理解し、現状の改善点を皆でなおしつつチーム一致団結して能力の底上げを図る』という考え方のようですね。その考え自体の是非についてはともかくも、ワンマンで全てを片付けようとするタイプであったり、個々人がやりたいようにやってなんとかなる!という考え方では無い事が分かります。

…しかし、こうした考え方が最初から身についていた訳ではないのかも知れません。





これは極道イベント形式での、チャンスタイム突入フラグを立てるための(形だけの)選択肢(必ず左選択でチャンスタイム突入、右選択時は何もおこらず台詞変化)の一つです。
重ねて言いますが、茜ちゃんは相当な運動神経とセンスの持ち主です。自称ではなく本当に。それでも海美には敵わないと言っていたりもしますが、比較対照がその二人な時点で結構なレベルにいる事がわかりますね。そんな茜ちゃんはダンスも得意(当然Da属性)で、ともすればユニットより突出したパフォーマンスが出来るのやも知れません。



上に同じく漫画版ミリオンライブ第17話より、静香による茜ちゃんのダンスに対する評価。ユニットでのダンスがまとまらない中、麗花茜ちゃんの二人のダンスに自分達が追いつかなくてはならないのではと考えているワンシーンです。仲間達からもひとかたならぬ評価を得ていることが分かりますね。

さて、この選択肢で例えばチャンスタイムに突入しない、即ちアドバイスに失敗するとどうなるのかと言うと



これで終わりです。何も解決してませんよね、これでは。じゃあ成功(とされている)選択肢を選ぶとどうなるのか。



日頃からプロデューサーが、言われるままにベタベタに甘やかすせいで、突然のお説教に大変驚いた様子の茜ちゃん。逆に日頃叱らないからここぞという説教がききやすいと考えることも出来ますか。ともあれ茜ちゃんが成長すると考えられた正解は、「ダンスで本気を出してしまった結果周りと合わせられなかったことを諭され、やる気を無くしていた」ことを”叱る”というものでした。

…なんだか意味深な書き方をしてしまったので補足しますが、私自身はこの判断について特に不満はありません。茜ちゃんがやる気を無くしてしまった点も、おそらく「周りに同調しない自分を叱られた」からではなく、「調子がノッてきて良い感じだったところに水をさされた」位の所では無いでしょうか。それをプロデューサーが口頭でどういった事を伝えたのかは分かりませんが、説教をしました。そして茜ちゃんはしっかり謝罪、反省をすると語ってくれました。二人の間にどういった具体的な事情があったものかは推し量りかねますが、こんなやり取りがこれまでの活動の中にあっての、ユニットでの自身のあり方や、自分の思うユニットの活動指針みたいなものが定まってきてるのではないかな、と思います。

これまた折角なので、ちなみに。




決行!プラチナスターライブ1st内ステージアドバイスでのやり取り。PSLは回を重ねるごとにステージアドバイスでのやり取りが変わっていきましたので、これは1stだけのものでした。あの場ではお説教でしたが、このように抑える必要の無いところでは好き放題やるが良いというアドバイスもしています。その方がプラスに働く場面もあるという判断でしょうか。茜ちゃんも心なしか嬉しそうです。好きなようにやって良いというのは、ある種信頼の証のようなものですからね。「ふふっ」なんて笑う茜ちゃんはなかなか珍しいですよ?嬉しいことを言われて思わず零れてしまった笑みでしょうか。あーもう可愛い



以降プラチナスターライブ2ndではこうして皆にも気を回すようになり、個人としてのパフォーマンスだけでなくムードメーカーとしての活躍にも一層期待が持てるようになりました。このステージアドバイスでのやり取りは、この後のプラチナスターライブ3rd以降にもう一度内容が変更・統一されて以来、今まで変更は無かったはずです。


○〆

…この誰かとのお仕事、あたりの考察は、茜ちゃんも所属のユニット・クレシェンドブルーについて考えるときに色々捗る部分なのですが、ここではひとまずこの項目『ちょっと空気読めない?』のまとめとして「そんなことはないだろう。茜ちゃんは周りを良く見てるし気遣いも状況に合わせた振舞いもできているのではないか」と結論づけて締めたいと思います。

…締めておいてなんですが、まだ関連してちょっとだけ続きます。